VMware Player(VMPlayer)でFedora Core 6を動かす

今更だがVMware Playerを使ってみた。
敷居は高いと思ってたけど、http://yamashita.dyndns.org/blog/343 参考にすれば意外と簡単にできた。
一応メモ代わりに手順を残しておく。手順は大きくわけて5つ

  1. VMware Playerのインストール
  2. QEMUで仮想イメージ作成
  3. OSのダウンロード
  4. VMwareの設定ファイル作成
  5. OSのインストール

構成の決定

実際の作業に入る前に、まず構成の決定。
VM上で動かすOSはLinuxがよかったので、Fedora Core 6にしました。無料・情報が多めという簡単な理由で決めました。
ちなみにホストOSは元々入ってるWindows2000にした。
(ホストOSとはVMをインストールする大元のOSのこと。VM上で動かすOSをゲストOSと呼ぶ。)

1.VMware Playerのインストール

特に難しくはない。このサイトからダウンロードしてインストールすればOK.
downloads

2.QEMUで仮想イメージ作成

VMを動かすには、それ専用の仮想のディスクイメージが必要らしい。
仮想イメージを作成するツールは製品版のVMwareにはあるが、VMware Playerには入ってない。そこでQEMUというツールを利用する。
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html から「qemu-0.9.0-windows.zip」をダウンロード。
適当な場所に展開する。DOSで展開した場所に移動し、下記コマンドを実行。

C:\qemu-0.9.0-windows>qemu-img.exe create -f vmdk E:\fedora\filename.vmdk 15G

赤字部分が環境によって変更必要が。ここではEドライブのfedoraというフォルダ配下にfilename.vmdkという名前で15Gのイメージを作成。

3.OSのダウンロード

Fedora Core のサイトからダウンロード。公式サイトは重かったので、ミラーからダウンロード。
VMではCDにしなくてもisoファイルから直接インストールできるので、DVDのisoファイルをダウンロード。
3.3Gなのでかなり時間くった。ダウンロードが完了したら、ファイルをC直下に移動。(別にどこでもいいが)

4.VMwareの設定ファイル作成

VMを動かすときには設定ファイルがいる。
以下の内容でファイルを作成してfilename.vmx という名前で2.で作成したイメージと同じフォルダに保存。

config.version = "8"
virtualHW.version = "4"
memsize = "256"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "filename.vmdk"
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "C:\FC-6-i386-DVD.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
floppy0.fileName = "FALSE"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "nat"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
displayName = "Fedora Core6"
guestOS = "other26xlinux"
nvram = "filename.nvram"
scsi0:0.redo = ""
ethernet0.addressType = "generated"
uuid.location = "56 4d f6 c8 36 6b eb a5-9f ac c0 f4 4b 8b 8f 2e"
uuid.bios = "56 4d f6 c8 36 6b eb a5-9f ac c0 f4 4b 8b 8f 2e"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:8b:8f:2e"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
checkpoint.vmState = ""
tools.remindInstall = "TRUE"
ide0:0.redo = ""

ほぼ、最初に記載している参考サイトを同じ内容にしたが1箇所だけ変更した。
1つ目は、インストールするOSの場所を示すところ。3.でダウンロードしたファイルのパスを記載。

ide1:0.fileName = "C:\FC-6-i386-DVD.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"

5.OSのインストール

4で作成したfilename.vmxをクリックすればインストール開始。インストール方法については参考サイトがいっぱいあるので割愛。

以上で完了。
ゲストOSからインターネット接続できなかったが、ホストOSのセキュリティソフトの設定でゲストOSからのアクセスを許可したら接続できた。