共有プールのチューニング2

共有プール続き。

データディクショナリキャッシュ

 データディクショナリから読み込まれたデータが、格納される。
 キャッシュミスは、「V$ROWCACHE」で確認する。

ユーザーグローバル領域

 セッションデータとカーソル情報のことをいう。
 専用サーバ接続では、PGAに格納される。
 共有サーバ接続では、SGAに格納される。ラージプールを構成しているなら
 ラージプールに格納される。

ラージプール

 SGAのオプションのメモリ。Oracle Serverは共有プールを使用するが、
 一部の処理のために、ライブラリキャッシュ、ディクショナリキャッシュの
 領域が圧迫される。それを防ぐ目的のために、ラージプールがある。
 ラージプールを使用できる処理は、

  • I/Oスレーブプロセス
  • バックアップ・リストア
  • 共有サーバ
  • パラレル処理

「LARGE_POOL_SIZE」の初期化パラメータで設定できる。共有プールのチューニングは、コレぐらいで終了。